(青少年育成 府中町民会議)
「子供祭」
40年前に発足し「あいさつ運動」や「お祭りの見守り」など青少年育成のため活動しています。
「太鼓」とは、古くは時を告げるためや、神事で神に奉納するために用いられる日本の伝統文化です。我々「楽打家」の太鼓は、この地 広島で被爆当時の焼け野原から、現在の繁栄に至るまでの先人のご苦労や復興の心を忘れず、世界平和への祈りと感謝の気持ちを込めて太鼓を打ちます。
戦争を知らない今の子供たちに、平和を尊ぶ気持ちを伝え、太鼓を打つ一手一手に「ひびけ」「とどけ」の想いを込めて演奏するよう心がけます。太鼓を打つ勇壮な姿や、所作のカッコよさを披露する目的で参加するのではなく、音調に込めた意味を理解し、緊張感を持って精一杯頑張ることで、何物にも変え難い達成感が得られる、それが参加する喜びになると信じています。太鼓を通じて「努力」「忍耐力」「辛抱」を学び「自分という人間」を持てるよう、青少年の人間形成・健全育成を行ってまいります。
老人ホームへお招きいただいた際は、大変な苦労をされた復興の先人に、感謝の気持ちを込めて演奏します。広島で毎年6月に開催される「ゆかた祭り」では、大勢の観客に元気と喜びを与えるため演奏します。太鼓のバチを握ったら、緊張感を持った「太鼓打ちの顔」になるよう、参加している子供たちに指導します。演奏の後も自発的に片付けのできるような状況判断のできる人間に育て、数々の演奏や太鼓披露により「本当の楽しさ」は「緊張感」や「厳しさ」の中から生まれる、そんな経験を積み重ねていきたいと願っています。それが楽打家の理念です。
笛と歌のメロディがついている曲目で太鼓打ちの勇ましさを表現した、楽打家のオリジナル曲です。
大きな「平太鼓」を野球のバットのようなバチで叩くシーンにご注目ください。
別名「宮太鼓」とも呼ばれ、社寺祭事などでは必ず見ることができる日本で一番ポピュラーな和太鼓。よく盆踊りやお祭りの際に使われている。外見の特徴は胴の中央部がやや膨らんだ「ビヤ樽型」をしている。 皮の面の大きさは1尺〜2尺(1尺は約30cm)のものがよく用いられているが、大きなものになると6尺ほどのものもある。 楽打家が使用するのは、ちび楽→1.6尺(皮の面が約48cm)、一般メンバー→1.8尺(皮の面が約54cm)
真ん中の大きく平べったい太鼓は「平太鼓」と言います。「平太鼓」は胴が短く平たいことからこの名前で呼ばれており、「長胴太鼓」と同じ様式で作られています。口径の割に軽くて高い音を発し、「民謡締太鼓」と合わせてお囃子に使われることもあります。