府中町民会議「子供祭」

での演奏

町民会議「子供祭」での演奏ダイジェスト動画

令和3年12月12日 府中南公民館「大ホール」にて

町民会議

(青少年育成 府中町民会議)

「子供祭」

府中町民会議「子供祭」

府中町民会議(正式名称:青少年育成 府中町民会議)

40年前に発足し「あいさつ運動」や「お祭りの見守り」など青少年育成のため活動しています。

安芸府中高校生50名のボランティアのもと、地域の子供たちに和太鼓鑑賞や紙芝居、工作など楽しいイベントを企画されました。

町民会議「子供祭」

プログラム

<第一部>演目

1.◇ どんどこ囃子(ちび楽)

2.◇ 太鼓打ちのうた

3.◇ 呉娑々宇太鼓 第三部「祭り」

<第二部>演目

1.◇ 行進(ちび楽)

2.◇ 太鼓打ちのうた

3.◇ 呉娑々宇太鼓 第三部「祭り」

<第三部>演目

1.◇ 行進(ちび楽)

2.◇ 呉娑々宇太鼓 第三部「祭り」

3.◇ 太鼓打ちのうた

サプライズアンコール ◇ 令和

「楽打家のご紹介」

子供祭の開幕を告げる太鼓独奏より、田中会長による楽打家の活動をご紹介しました。

私たち楽打家は、広島県安芸郡府中町の郷土芸能である「呉娑々宇太鼓(ごさそうだいこ)3部曲」の伝統を重んじ、後世に継承するとともに、青少年健全育成を目的に、府中町を拠点に皆様方の温かいご声援、ご支援をいただきながら、演奏活動を行っています。


「太鼓」とは、古くは時を告げるためや、神事で神に奉納するために用いられる日本の伝統文化です。我々「楽打家」の太鼓は、この地 広島で被爆当時の焼け野原から、現在の繁栄に至るまでの先人のご苦労や復興の心を忘れず、世界平和への祈りと感謝の気持ちを込めて太鼓を打ちます

戦争を知らない今の子供たちに、平和を尊ぶ気持ちを伝え、太鼓を打つ一手一手に「ひびけ」「とどけ」の想いを込めて演奏するよう心がけます。太鼓を打つ勇壮な姿や、所作のカッコよさを披露する目的で参加するのではなく、音調に込めた意味を理解し、緊張感を持って精一杯頑張ることで、何物にも変え難い達成感が得られる、それが参加する喜びになると信じています。太鼓を通じて「努力」「忍耐力」「辛抱」を学び「自分という人間」を持てるよう、青少年の人間形成・健全育成を行ってまいります

老人ホームへお招きいただいた際は、大変な苦労をされた復興の先人に、感謝の気持ちを込めて演奏します。広島で毎年6月に開催される「ゆかた祭り」では、大勢の観客に元気と喜びを与えるため演奏します。太鼓のバチを握ったら、緊張感を持った「太鼓打ちの顔」になるよう、参加している子供たちに指導します。演奏の後も自発的に片付けのできるような状況判断のできる人間に育て、数々の演奏や太鼓披露により「本当の楽しさ」は「緊張感」や「厳しさ」の中から生まれる、そんな経験を積み重ねていきたいと願っています。それが楽打家の理念です。

「第一演目」

第一部:「どんどこ囃子」、第二部・第三部:「行進」 いずれも「ちび楽」による演奏です。

楽打家のうち、小学校2年生より小さいメンバーの「ちび楽」たちによる「どんどこ囃子」と「行進」です。














楽打家のオリジナル曲になります。

「ピッ♪ピッ♪」「ピッ♪ピッ♪」のリズムで登場しますが、ホイッスルではなく「篠笛」を吹いてます。

「篠笛」はお祭りなどでみかけるよこ笛です。

この曲を演奏した5人のメンバーは、小学校二年生より小さい子たちです。

楽打家では「ちび楽」として演奏活動をしています。

















「第二演目」

第一部・第二部:「太鼓打ちのうた」、第三部:呉娑々宇太鼓 第3部「祭」です。

「太鼓打ちのうた」

笛と歌のメロディがついている曲目で太鼓打ちの勇ましさを表現した、楽打家のオリジナル曲です。

大きな「平太鼓」を野球のバットのようなバチで叩くシーンにご注目ください。

長胴太鼓「ながどうだいこ 」

別名「宮太鼓」とも呼ばれ、社寺祭事などでは必ず見ることができる日本で一番ポピュラーな和太鼓。よく盆踊りやお祭りの際に使われている。外見の特徴は胴の中央部がやや膨らんだ「ビヤ樽型」をしている。 皮の面の大きさは1〜2尺(1尺は約30cm)のものがよく用いられているが、大きなものになると6尺ほどのものもある。 楽打家が使用するのは、ちび楽→1.6尺(皮の面が約48cm)、一般メンバー→1.8尺(皮の面が約54cm)

平太鼓(ひらだいこ)

真ん中の大きく平べったい太鼓は「平太鼓」と言います。「平太鼓」は胴が短く平たいことからこの名前で呼ばれており、「長胴太鼓」と同じ様式で作られています。口径の割に軽くて高い音を発し、「民謡締太鼓」と合わせてお囃子に使われることもあります。











第三部「太鼓打ちのうた」

「第三演目」

第一部・第二部:呉娑々宇太鼓 第3部「祭り」、第三部:「太鼓打ちのうた」です。

呉娑々宇太鼓 第三部「祭り」

府中町の無形文化財・伝統芸能として 昭和54年に作られた呉娑々宇太鼓三部作。楽打家はこの宝物を未来へ伝承していく大役を任されました。「第一部 幕上げ」は西 泰乃介氏により誕生。「第二部 歓喜集い」「第三部 祭り」の2曲は、金井 寿雄氏によるものです。本日は「第三部 祭り」を演奏致します。

広島湾の一角に、ひときわ高くそびえる「呉娑々宇山(ごさそうざん)」 。緑 小木は、朝日を受け輝き、清流は、山懐「草摺 (くさずり)の滝」より流れ落ち、「水分峡(みくまりきょう)」へとそそぎ、「榎川(えのきがわ)」を流れる。あなたが私が暮らす町「府中」、文化と活力の町「府中」。今、楽打家の太鼓の音が、高く、低く、響き渡る!


第三部「呉娑々宇太鼓 祭り」










「サプライズ・アンコール」

演目が終わった後のサプライズ。アンコールの熱烈な手拍子のもと「令和」を演奏。

「閉会の挨拶」

楽打家の太鼓はいかがでしたか? これからも楽打家は力強く太鼓に打ち込んでまいります。

ご清聴ありがとうございました。