2024年楽打家演奏会
日時 令和6年12月22日(日) 12時開場/13時開演
場所 府中南公民館 大ホール
(〒735-0026 広島県安芸郡府中町桃山2丁目5−1)主催 安芸府中奏作太鼓 楽打家
後援
府中町教育委員会、府中町文化協会、広島音楽文化協会、公益財団法人 マツダ財団、公益財団法人 日本対がん協会、ごさそうスポーツクラブ
♪我が府中大地のうた
作詞 田中 龍雄
作曲 高石 ともや
構成 河井 まき
そびえ立ち連なる 府中の山やま
水分峡(みくまりきょう)清流 草摺(くさず)りの滝
多家神社(たけじんじゃ) 藪椿(やぶつばき) 誰曽廼森(たれそのもり)よ
秋祭り 笛太鼓 神輿(みこし) 稚児行列(ちごぎょうれつ)
田所明神社(たどころみょうじんじゃ) 国廳屋敷(こくちょうやしき)
ゆかりも深き 古文書(こもんじょ)
この町に生きている わたしの暮らし
わたしに関わりし ひとたちの歴史
いくたびか春を迎え
いくたびか夏を過ごし
いくたびか秋を迎え
いくだびか冬を過ごす
この町の歴史は途絶えはしない この町の未来を知り得はしない
けれどもわたしはここに生まれた けれどもわたしはここに育った
あなたが歌う うたではない
わたしが歌ううたでもない
我が山やまが わたしのうた
我が大地が わたしのうた
我がこの町が わたしのうた
♪呉娑々宇太鼓 第三部『祭り』
作曲 金井 寿雄
構成 河井 まき
府中町の無形文化財・伝統芸能として 昭和54年に作られた呉娑々宇太鼓三部作。楽打家はこの宝物を未来へ伝承していく大役を任されました。「第一部 幕上げ」は西 泰乃介氏により誕生。「第二部 歓喜集い」、「第三部 祭り」の2曲は、金井 寿雄氏によるものです。本日は「第三部 祭り」を演奏致します。
広島湾の一角に、ひときわ高くそびえる「呉娑々宇山(ごさそうざん)」 。緑 小木は、朝日を受け輝き、清流は、山懐「草摺 (くさずり)の滝」より流れ落ち、「水分峡(みくまりきょう)」へとそそぎ、「榎川(えのきがわ)」を流れる。あなたが私が暮らす町「府中」、文化と活力の町「府中」。今、楽打家の太鼓の音が、高く、低く、響き渡る!
♪公式合同曲『令和』
作曲 林田ひろゆき
日本太鼓協会 会長のご挨拶より引用
昭和~平成~と時代が流れ、ついに令和への幕開けとなりました。この令和の始まりに、和太鼓の曲を作りたいという思いが日に日に湧き上がるようになりました。「令和に因んだ公式曲を作りたい、さらに東京オリンピック、パラリンピック応援イベントにて打てる曲を!」。考えた末に和太鼓奏者林田ひろゆきさんに作曲の依頼をしました。令和に演奏するに相応しい曲にするためには、古来より続く伝統の和太鼓でありながらも新しい感覚を持ち、時代背景の見える曲でなければならないと考えるなか、「令和」がついに完成。
♪友奏(ゆうそう)
作曲 吉波 祐子
この曲は、メンバーとの友情を誇り、奏でる曲です。友達の【友】と奏でるで【友奏(ゆうそう)】。
3人それぞれのソロパートと最後の息の合った掛け声が見せ場です。
♪ささらが姫物語
作曲 河井 まき
府中町に伝わる、平家の姫さまのお話をもとに、この曲を作りました。ささらが姫は、華やかな都を想いながら、どんな悲しい笛を吹いたのでしょうか。
栄華を極めた平家一門も清盛亡き後は屋島、一の谷で敗れ、衰退の一途を辿るのみ。
安芸の國、府中に身を寄せていた平家の一族がここよりさらに逃れるおり、険しい呉娑々宇の山中で年は14~15の姫さまが疲れ果て、ひとりはぐれてしまいました。
村人に助けられた姫さまは都を偲んで、いつも笛を奏でておりました。
さて一方、壇ノ浦で平家を打ち倒し、意気揚々と東国へ帰る源氏の一軍。ここ安芸府中を通りすぎるころ、聴き覚えのある哀しげな笛の音を耳にします。「おお、この節は平家の笛の音じゃ!」ついに姫さまは見つかってしまいました。
何者かと尋ねられてもそれには答えず、ただ静かに笛を吹くばかり。口々に「捕らえてしまえ!」と意気り起つ軍団。姫さまは、荒々しい武士(もののふ)どもにも臆することなく『この身を清めてから、名を明かしましょう』と言い残しそのまま目の前の池に身を投げてしまうのでした。
平安から鎌倉時代へと、大きな歴史の流れの中に生きた哀しく美しい『ささらが姫』の物語です。
♪生命の詩(いのちのうた)
作曲 今福 優
構成 河井 まき・山脇 浩司
鬼太鼓座から独立し、石見を拠点に活躍されている今福 優氏の「生命の詩」。日本全国さまざまな形で演奏されています。楽打家も2013年11月に、1区4町でこの曲を合同演奏したことをきっかけに、演目に取り入れることになりました。若い打ち手の熱い魂の詩、楽打家の生命の詩です。
♪桶太鼓「謎」
作曲 山脇 浩司
ソロパートの打ち手によって、毎回全然違う曲になります。誰がどんなふうに演奏してくるか、その日にならないとわからないから、タイトルは「謎」。今日の「謎」は、まだ誰も聞いた事がない「謎」です。
♪Theme(テーマ)
作曲 山脇 浩司
太鼓の打込みの緩急と、全員が押し寄せる波のように協調した打込みで、壮大なテーマを彷彿させます。
メンバーが個々に掲げる「テーマ」に向かって邁進します。
♪楽打家わっしょい!
作曲 河井 まき
楽打家の年少メンバー「ちび楽」が「わっしょい!」の掛け声で元気よく打ち込む「楽打家わっしょい!」は
二挺太鼓の打法を取り入れた曲です。
♪鉄火締太鼓
作曲 吉波 啓介
四丁掛締太鼓二台によるスピード感のある演目です。打ち手が互いに火花を散らして鉢を削る、迫力のある演奏をお楽しみ下さい。
♪広島平和太鼓~和~positive harmony
構想 田中 龍雄
作曲 土井 裕文(太鼓本舗かぶら屋)
核兵器の廃絶と世界人類の恒久平和を願う楽打家。祈る平和から創る平和、育てる平和に和太鼓で関わり、世界の友と向き合う。小さな平和から大きな平和を願い、此処 被爆地広島より世界に 響け、届けと 今、広島平和太鼓を打ち鳴らす。